研究室の暮らしはどんな感じ?卒研の感想[4~8月]

大学生活

こんにちは!ベアベアです。

大学の研究室ってどんな感じなんだろう?

という疑問を持っていませんか?

そんな疑問に答えるため、今回は大学の研究室に入ってから夏休みに入るまでの感想を話していきたいと思います。

この記事は研究室配属が不安な方、研究生活を知りたい方の助けになると思います。

それでは、行きましょう!!

月ごとの活動内容

4月

4月は研究室に配属され、研究室のメンバーと顔合わせをしました。僕の研究室の場合、

  • 研究室の掃除
  • 研究室の座席の割り振り
  • 掃除の担当場所の割り振り

をまずやりました。

そのあとは先輩の研究内容を聞いたり、卒論や修論を読んだり、研究に関係があることを勉強したりしていました

この時期はまだ自分の研究テーマが決まっておらず、結構暇な日々を過ごしていました。僕は時間があったので研究室の卒論、修論をノートにまとめ、近い将来書くことになる論文のイメージを持てるように勉強していました。先輩方もまだ春休みモードから抜け切れていない感じで、あまり研究モードという感じではなかったです。

この時期は

  • 研究室の雰囲気に慣れる
  • 卒論のイメージを把握する
  • メンバーと仲良くなる

が大切だと思います。

5月

ゴールデンウィークがあけると、5月の活動が始まります。

このあたりに研究に関係があることの復習を終え、研究テーマが決まりました。テーマが決まれば、卒論、修論ではない自分のテーマに関係がある論文を読み始めました。論文はGoogle Scholarを使って探します。

Google Scholar

Google Scholar はその名の通り、グーグルが提供している検索サービスで学術用途の検索に特化しています。通常の検索と同じようにキーワードを入れ検索すると、論文や学術誌などを検索することができます。

最初のうちは論文を読むことに慣れるため、日本語を中心に読んでいました。ただ読むだけでは頭に入れることはまずできないので、このサイトを参考にしながらノートにまとめていました。

minoblog 【超重要】研究室に配属された学生が最初に学ぶべき論文の読み方【4つのポイント】

この方は自分の専攻と違う分野で研究されていますが、論文の読み方は非常に参考になります。

さらにこの時期から実験器具の使い方を教えてもらい始めました。研究で使用する機器のほとんどは始めて使うもので、しかも高価なものが多いので、特に大切な点は覚える必要があります。

教授と研究についての最初の打ち合わせをして、本格的に研究生活が始まります。そうなるとやることが出てきて一気に忙しくなります。

6月

6月になると実験で使う機器は大体教えてもらって、自分で試し実験をやりました。実験といっても機器の使い方を練習することが目的なのであまり実験条件などは詳しく決めずに行いました。

僕の研究は企業との共同研究を研究テーマとしています。そのため毎月企業との打ち合わせをする必要があります。自分で実験を行ったデータをまとめ、プレゼン資料を作り、実際にプレゼンをしました。

初めての進捗報告ということであまり突っ込んだ話はしませんでしたが、今後の研究の進め方などを話しました。

この時期は研究と大学院入試を両立する必要があったため、結構忙しい日々を過ごしていました。

7月

7月に入ると大学院の推薦入試がありました。

推薦入試の感想などはこちらの記事にまとめています。気になる方は是非読んでみてください。

入試で忙しいといっても研究を進める必要があります。入試が終わった次の日から、研究を再開し、あまり休む暇もなく、次の打ち合わせまでに実験を進める必要がありました。

このころの実験からはしっかりとしたデータを残す必要があったため、自分で実験条件を考え、実験で使うものは自分で用意しました。いよいよ研究が始まったなという感じの月です。

8月

8月に入ると、今学期何をやったのかを研究室内で発表する、中間発表会がありました。これは普段一緒に研究している友人や先輩、教授に発表する機会です。そこまで緊張する必要がないですが、この報告会に向けて資料の準備をする必要があります。

ここで誰の研究が進んでいるのか、遅れているのかがわかります。もちろん遅れている場合は、教授にたくさん質問されて、結構詰められます。一方でしっかりと研究が進められている場合は詰められるということはありませんが、「今度はこの実験をやってみよう」や「こっちも確認してみて」といった新しい宿題が追加されることがあります。

これが終わると夏休みに入りました。3年までの夏休みは8、9月まるっと休みですが、研究室に入ると夏休みは研究室次第になります。僕の研究室では8月いっぱいが夏休みという扱いですが、企業との共同研究という都合上定期的な打ち合わせがあります。つまり、8月も研究を進める必要があります。

とはいえ、お盆はしっかり休むことができました。

良かったこと・楽しかったこと

まず良かったことは研究室のメンバーがいい人ばかりだったことですね。

研究は結構自分で考えて一人で、実験することが多いです。また学校にいる時間のほとんどを一緒に過ごすことになります。そのため、つらい実験を支えあう仲間は非常に大切です。人間関係が悪い研究室だとただいるだけでストレスになってしまうと思います。

ただ僕の所属した研究室は雰囲気が良く、いい人ばかりなので人間関係についてのストレスはほとんどありません。

大学院入試では同じ研究室内の受験者で協力しながら、勉強しました。ここでも研究室のメンバーがよかったことがモチベーションの支えになりました。研究室配属されるときには研究室の雰囲気を確認するのはとても大切な要素だと実感しました。

2つ目によかったことは座学では学べないことがたくさん学べたことです。

研究室に配属される前までは講義を受けて、レポートを書いたり、試験を受けたりするのが基本の大学生活でした。しかし、研究室に配属されると自分で論文を探したり、自分で実験条件を考え、実験方法も考えたりします。つまり、今までの受動的な勉強から主体的な学習に変わります。

この変化はかなり大きく、これがストレスに感じてしまうこともあります。一方で今までの学習よりもより実践的なことを学ぶことができます。

また研究の報告ではパワーポイントの資料を作成する必要があるため、プレゼンの能力を上げることもできます。特に企業との共同研究ではプレゼンの機会が多いです。

大変だったこと・つらかったこと

まず大変なのが、自分で計画を立てることです。今までの講義では決まった時間に講義を受け、試験を受ければよかったのですが、研究ではいつ実験をやり、いつ資料をつくるかを自分で計画し、実行する必要があります。

特に実験をする場合、他のメンバーと機器を共有しているときには好きな時に実験することができません。そのため計画を立てることが必須となります。

レポートなど自分だけが関わるものとは違い、他のメンバーとの兼ね合いがあり、自分のペースで進めることができないときがあるので大変です。

つらいと思ったのはやることがたくさんあり、終わりが見えにくいということです。

今までの学校での勉強は必ず答えがあり、終わりがはっきりと見えた状態で進めていきます。しかし、研究は一応目標を設定しますが、その目標通りに結果が出るとは限らず、最初に設定した目標まで達しないことがあります。

そのため、うまくいくか不安になり、ストレスを感じます。ネガティブに考えてしまう癖がある人はちょっと辛いと思います。

その場合はぜひ読書をすることをおすすめします。読書を始めて変わったことをこちらの記事にまとめたのでぜひ読んでみてください。

まとめ

今回は研究室に配属されてから初めての夏休みに入るまでの5か月をまとめてみました。

まだ研究は始まったばかりで慣れていないことがたくさんあります。この生活に慣れるまでは大変に感じることが多いと思いますが、これからも研究室生活についてまとめた記事を投稿していきたいと思います。

参考になったという方はぜひこちらの記事も読んでみてください。

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