こんにちは!ベアベアです。
今回は毎日忙しく仕事や学業に励んでいる方に
ぜひぜひ読んでほしい一冊、セネカの「人生の短さについて」を紹介します。
毎日忙しいけど、このままでいいのかなぁ
という悩みを感じている方は結構いらっしゃると思います。
この問いにぴったりの答えを教えてくれるのが、本書です。
少しでも気になった方はこの記事を読んでみてください!
それでは行きましょう。
要約
本書はローマの哲学者セネカが時間の大切さについてまとめたものです。
人生は短いと嘆いている人は時間を浪費しているだけと問いかけています。
著者の紹介

セネカはローマ帝国で生まれたストア派の哲学者です。
ストア派とは快楽や欲求を抑え、禁欲的な生活を送ることで理想に近づくと考える哲学の学派と呼ばれています。
みなさんが一度は耳にしたことがある、「ストイック」という言葉のもとになったのがこのストア派です。
しかし、実際には禁欲をするというのではなく、自分のできることだけに興味を向け、心の平穏を手に入れると考える学派です。
ローマ帝国第5代皇帝のネロの教師として働きました。
しかしネロは暴政をはじめ、陰謀罪の疑いをかけられ、自ら命を絶ちました。
この本が生まれた背景と気づき、特徴など
この本はパウリヌスというセネカの妻の近親者と呼ばれている人に書かれています。
パウリヌスは国家の食料を管理する非常に責任の重い職に就いており、多忙を極めていました。
そこでセネカは彼に多忙な生活はやめ、閑暇な生活を送るように勧めるためにこの本を送りました。
本書を読んできた中で印象に残った言葉を2つ紹介します。
見た目が老けても長く生きたわけでなく、単に長く存在していただけ
この言葉は僕がこの本の中で最も衝撃を受けた言葉です。
セネカは毎日忙しく生きているだけでは、単に長く存在していただけで生きていたとは言えないと言っています。
自分自身のために時間を使ったものだけが生きることができると説いています。
セネカの話を現代社会と照らし合わせると、毎日を忙しく生きて単に存在しているだけの人が多いと思います。
しかし現代社会を生きていくためには、毎日忙しく仕事をやらなければいけません。
また大学生の場合、いろいろな経験をするために毎日忙しく過ごしているという人は多いと思います。
そのためセネカの言葉のまま、すべての時間を自分のために使い、閑暇の中に生きることは難しいと言わざるを得ません。
しかし、そういった生活の中で少しでも自分のためになる時間を増やし、忙しく他の人のために使う時間を減らす努力をしていくことが重要だと思います。
すべての時間を自分のためだけに使う人、毎日を人生最後の日のように生きる人は明日を待ち望むことも、明日を恐れることもない
僕は結構な心配症で、明日のことを心配してお腹を下してしまうことが結構あります。
そんな人にアドバイスになる言葉がこの言葉だと思います。
ひとつ前の説明で紹介した通り現代社会を生きている中で、すべての時間を自分のためだけに使うというのは難しいと思いますが、
毎日を人生最後の日のように生きることはできると思います。
毎日を大切に全力で生きる、明日の心配をする必要がないくらい全力で生きることができれば、当然明日を恐れることはなくなりますよね。
とはいってもなかなか毎日を人生最後の日のように生きることは難しいです。
僕も未だにできていません。
しかしこの言葉を知っていて思い出すだけでも人生を充実させ、不安を小さくする力があると思います。
まとめ
今回はセネカの人生の短さについてを紹介しました。
本書に書かれている内容をそのまま自分の生活に当てはめるということは難しいと思います。
しかし少しでも自分のために使う時間を増やし、忙しい時間を減らしていくことが人生を充実させるうえで重要だと思います。
毎日忙しいと感じている方は一度この本を読んでみて、自分の生活を見つめなおしてみてください。
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